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1974年生まれのおっさんがトキめくレトロゲームやガンプラ、雑貨や文房具とかについて語るブログ。

旧キットの旧ザクを作って見た。

旧キットのシャア専用ザクと一緒に旧キットの旧ザクも買いました。今回は旧ザクのレビューです。

ガンダムの世界を語り出すと長くなりますが、幼心に「モビルスーツは戦争の兵器」という概念を植え付けるきっかけになったのが「量産型ザク」と、今回紹介する「旧ザク」の存在。

ガンダムの世界に見る兵器

[char no="1" char="ガンダム好き"]今回紹介するのは旧キットMS-05 旧型ザクです。[/char]

ガンダムはそれ以前のロボットアニメに見られるようなワンオフロボット同士の戦いではなく、軍隊と軍隊が各々の兵器をぶつけ合う「戦争」が舞台。当然、出てくるロボット(モビルスーツ)は兵器なわけです。子供が見るアニメなので難しい説明はなかったのですが、物語が始まったほんの数分で「あぁ、モビルスーツは戦争の兵器なんだ」と感覚的に知ることができました。

[caption id="attachment_267" align="aligncenter" width="1024"]ガンプラ旧キットの旧ザクを作って見たレビュー アニメのオープニングでは作戦活動を行うモビルスーツ「ザク」が見られる。[/caption]

そして、なぜ人型でなければいけないのかという理由の一端も垣間見られます。

[caption id="attachment_268" align="aligncenter" width="1024"]ガンプラ旧キットの旧ザクを作って見たレビュー 人型である必要性を想像させるシーン。状況に応じて柔軟に対応できる様子をこのワンカットで物語っている。[/caption]

BGMもない効果音だけの物語の冒頭から、何やら隠密行動を行なっているのが想像できます。当時の子供向けアニメらしからぬ非常に緊迫したシーンが続きます。

[caption id="attachment_266" align="aligncenter" width="1024"]ガンプラ旧キットの旧ザクを作って見たレビュー スペースコロニーに忍び込む戦争兵器モビルスーツ「ザク」[/caption]

ガンダムを見て「量産型」という言葉を知った少年は少なくないはずです。筆者もその一人でした。

新型と旧型の存在

ガンダムを見ていくとモビルスーツには「名前」と「型番」があることを当時の少年たちは知っていきます。アニメの冒頭に現れていた「ザク」というモビルスーツは「ザクII(MS-06)」という兵器だということを後に書籍などで知ります。(後付けの設定らしいですが)

そして、物語が進むにつれザク以前のモビルスーツも登場するのです。それが今回紹介する「ザクI(旧型ザク)」通称「旧ザク(MS-05)」です。ベテランパイロット「ガデム」が搭乗する旧ザクガンダムの恐ろしいほどの性能を知り、止めるシャアを振り切り白兵戦(体当たり)を仕掛ける姿に興奮しました。痛烈でした。劇中のショルダータックル。

ガンプラ旧キットの旧ザクを作って見たレビュー

「こっちザクの方が強いの?」「動力パイプも出てないし」なんて思ったくらいです。当時の筆者は旧ザクの方が好きでした。

旧ザクの旧キット

旧キットのパッケージは劇中のシーンをイメージさせるものです。再販された旧キットも当時のパッケージです。当時の興奮が蘇ります。

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キットを見て、改めて「ガンプラの進化」を垣間見ました。ずいぶん昔のことなのですっかり忘れていましたが、同じザクにもかかわらず「シャア専用ザク」「量産型ザク」は足首が動かないキットでした。

[caption id="attachment_263" align="aligncenter" width="1024"]ガンプラ旧キットの旧ザク レビュー ランナーは2枚。緑一色ですが、足のパーツが今までのザクのキットとは違います。[/caption]

旧ザクは足と足首が別のパーツになっています。つまり「足首が動く」仕様になっているのです。しかも差し替えようの「手」がついています。開いた手が付いているのです。

[caption id="attachment_248" align="aligncenter" width="1024"]ガンプラ旧キットの旧ザク レビュー 足のパーツの他にも「開いた手」のパーツが目につきます。[/caption]

さらに、首も別のパーツとなり首も動きます。

[caption id="attachment_250" align="aligncenter" width="1024"]ガンプラ旧キットの旧ザク レビュー 首が可動するのがわかる設計図。ガンプラの進化が垣間見られます。[/caption]

同じ旧キットで同じパーツ数ですが、可動範囲は全く違います。

[caption id="attachment_237" align="aligncenter" width="1024"]旧キット:シャア専用ザク レビュー シャア専用ザクの設計図のようす。頭と首は一体です。[/caption]

実際に、組み立てている様子です。横に回るだけでなく上下にも首を振ることができそうです。

ガンプラ旧キットの旧ザク レビュー

組み立て進めると、さらに肩の組み立ても違うことに気がつきます。

ガンプラ旧キットの旧ザク レビュー

どうなるのかな?

ガンプラ旧キットの旧ザク レビュー

ちなみに、肩のパーツも可動するようになっています。旧ザクの方がキットとしては新しい技術が使われています。

ガンプラ旧キットの旧ザク レビュー

はじめに気がついた足もこの通り。パーツ数は一緒でも可動範囲は全く異なるのは想像がつきます。

ガンプラ旧キットの旧ザク レビュー

肩と頭の部分はこのような形で収まります。

ガンプラ旧キットの旧ザク レビュー

「すごい!すごい!」と感動していたのもつかの間、ランドセルは背中のパーツと一体です。塗装するのが面倒なタイプのやつです(苦

ガンプラ旧キットの旧ザク レビュー

今回もマスキングテープで仮止めしていますが、ちょっと首の動きを確認して見ました。

ガンプラ旧キットの旧ザク レビュー

今のHGなどのガンプラとは比べ物になりませんが、確かに上を向かせることができるようになっています。

ガンプラ旧キットの旧ザク レビュー

おまけ的ではありますが「ヒートホーク」がキットに含まれています。ヒートホークの出来は現行のキットにも負けないクオリティです。個人的にはむしろこちらの方が好きです。

ガンプラ旧キットの旧ザク レビュー

仮組みが終わったところです。当時の最新技術が盛り込まれ、可動範囲が広がった旧ザクの勇姿です。イカリ型のマッチョなザクですね。

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シャア専用ザク旧ザクのパッケージを見て気がついたのですが、シャア専用ザクはNo.6、旧ザクがNo.32とその間には26ものキットが存在しています。この間に今回紹介したくらいの進化がなされていたのは、今思うと非常に驚きです。

そろそろ、本気でプラモデルを作りたくなってきました。

 

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