ガンプラのRG(リアルグレード)とは?
ガンプラ30周年を記念し、ガンプラ新ブランドとして登場したのがRG(リアルグレード)。REAL`本物`を追求し、精密さを伝えるハイディテール、アクション&ギミック、組み立て済みインナーフレームを採用し、楽しみながら組み立てられる、ガンダムを知る全世代向けた新ブランド。
[char no=1 char="ガンダム好き"]今回使用したガンプラはRX-78-2 ガンダム (RG)です。[/char]
1/144スケールで定価2,700円という価格。只者ではありません!箱も大きく厚みがあり、高級感すら感じるパッケージです。
パッケージを開けるとたくさんのパーツと『リアリスティックデカール』が目を引きます。リアルな質感を演出するためのハイクオリティーデカールです。リアリスティックデカールにはキラキラした箔とマーキングが一体化され、特殊素材のデカールがより金属的な表現でキットに重厚感を与えることができます。
1/144スケールでは類をみない色分けを再現しています。RG 1/144 RX-78-2ガンダムの外装部分とリンクした精密なパーツ分割を実現することで、リアルなメカをイメージさせる外装色分け再現が可能になりました。もう塗装という概念がなくなってしまうほどです。パーツの総数207個のうち外装パーツだけで195個が使われています。
比較表を見て分かる通り、外装パーツだけでもMG(マスターグレード)を超えるパーツ数です。1/144でパーツの数を比較してみるとHGの倍以上のパーツがあります。そのパーツの数から本格派ユーザーでも納得の組み応えです。
パチ組みでも3〜4時間ほどかかってしまいます。
RGガンダムを作って見て気になったこと
手抜きなし!と感じたのが胸のパーツを見た時です。
装甲の下に隠れてしまう箇所にもかかわらず、しっかりとモールドが刻まれています。しかも、細かく。開発者のこだわりが伺えます。
次に気になったのが、顔に刻まれている「へ」の部分です。旧キットからリバイブHGまで「へ」はスミ入れしないと再現できませんでした。RGではどう処理されるのか?!
しっかり穴になっています。てか、頭部のパーツだけで15個もあります!旧キットなんか3個ですよ3個!デカールもテカテカしてますし。
出来上がるとこんな感じです。
無塗装なのでプラスチックの質感は残っていますが、とても1/144のプラモデルとは思えない繊細さ。開発者のこだわりが凄すぎです!
HGガンダムとRGガンダムを比較して見た。
せっかくなので、平成ガンプラの皆さんに集まっていただきました。
[caption id="attachment_93" align="aligncenter" width="1024"] 左から旧HG、リバイブHG、RGです。[/caption]
プロポーションは旧HGとリバイブHGの間くらい。個人的には非常にバランスが良いと思います。
コアファイターも付属しています。…というか、1/144スケールプラモデルでは初めてとなるコアファイターからコアブロックへの完全変形と、ガンダム機体内部への収納が可能になりました!これ、旧キットを知るおっさん世代には夢のような話です!
コアファイターもきちんと色分けされており、コクピットにはクリアパーツが使われ、よりリアルに仕上がっています。
ちゃんと変形してコアブロックになります。
旧HGのガンダムに付属されていたコアファイターと比較すると、その出来栄えに驚愕します!
RGのコアファイターの方が少し小さいですね。
こんな具合に、ちゃんとガンダム機体内部に収納されます。今回HGガンダムに手伝ってもらいました。
コアファイターがしっかり収まったようです。
武器も比較して見ました。旧HGの武器はツヤがありますが、リバイブHGの武器はツヤ消し仕上がりです。RGの武器にもツヤはありますが、色分けとモールドがハンパないです。
で、ビームサーベルがどんどん伸びてきています。ビームサーベルの形状は、短いですが旧HGの形が好きです。
平成生まれのガンプラもこれだけ違いが出てきました。ガンプラの進化が凄いですね
ちなみに、ガンダム(RX-78-2)であれば通常のパッケージのほか「ガンプラスターターセット」のガンダムがあります。
ガンプラスターターセット (HGUC)にはHGザクと一緒に旧HGガンダムが入っています。アニメカラーになっているので単体のパッケージと色合いが違います。
ガンプラスターターセット Vol.2 (HG)にはスミ入れペンと、他のキットでは見ることのできない武器「ガンダムハンマー」が手に入ります。リバイブHGガンダムに近いキットです。
バリエーションとして作って見るのも面白いかもしれませんね。