レトロフリークが売れている理由とは?
サイバーガジェットから発売されている「 レトロフリーク 」はファミコンやPCエンジン、メガドライブが一台で遊べるスグレモノ。
でもそのスグレモノぶりはただの互換機で終わらない。
さまざまな機能を搭載しているので、子供の頃に叶わなかった夢も叶うのだ!
レトロフリーク のインストール機能。
別途microSDカードが必要にはなるが、はじめてプレイするゲームは、レトロフリークにインストールすることができる。
FC(ファミコン)やSFC(スーパーファミコン)、MD(メガドライブ)などカテゴリー別に分けられる。
一度インストールしてしまえば、いちいちカートリッジを本体に接続することがなく、ゲーム一覧から好きなゲームを選んでプレイすることができる。
しかもレトロフリークの本体はとても小さい。
レトロフリークの”ホント”の本体は iPhone 6 Plus よりも小さい。
置き場所にも困らないし、どこにでも手軽に持ち運ぶことができる。
技術の進歩にただただ驚かされるが、microSDがなければインストールできないので、そこは注意。
レトロフリーク は綺麗な画面でプレイできる。
当時のファミコン(以降FC)は、今ではもうほとんど見ることができないRF端子でテレビにつなぎ、1chや2chを使ってブラウン管に写し出されていた。
理論上は横256ドット×240ラインとはなっていたものの、当時のFCはVRAM上の理論値240ラインのうち、上下端の数ラインはRF出力ではまともに表示できず、実質的には224ラインほどしか表示できなかった。
当時のFCは、それを見越してVRAM上の仮想的な上下端の数ラインに異常な表示が出ることを許容した設計になっている。
現在、ちまたで流通しているエミュレータでは表示範囲の制限は無いため、上下の異常な表示を隠すため、縦を(2進法で)切りのよい224ラインとすることもある。
今となってはそれもレトロゲームの魅力の一つとも言える。
そんな当時の家庭用テレビゲーム機だが、今の技術を使えはクッキリ&ハッキリ画面に出力できる。
レトロフリークで映し出されたスーパーマリオのオープニング。
ちなみにレトロフリークの出力は1280×720となっている。
初期設定でも十分に遊べるのだが、レトロフリークにはさまざまな出力設定が用意されており、自分の好みの設定でプレイすることができる。
レトロフリークの設定画面はシンプルでわかりやすい。
個人的には映像フィルター「なし」でスキャンライン「ON」が、当時の環境をいちばん思い出しやすく感じる。
スキャンライン「ON」にすると擬似的な走査線が現れ、当時のブラウン管のような表示になる。
この画面を見ただけでも、楽しかった少年時代を思い出しゾクゾクしてしまう。
禁断のコードフリーク。
レトロフリークには「コードフリーク」という禁断の機能が搭載されている。
なぜ禁断なのかというと、
都合のいい設定「秘技コード」が使える機能なのだ!
言ってしまえばドーピングのようなものかな?
残念ながらすべてのゲームに秘技コードがあるわけではないが、そこそこメジャーなタイトルであればだいたい秘技コードがある。
また順次「未来百貨」にて秘技コードが追加されているので、お目当のゲームがかなりマイナーなタイトルでなければ秘技コードを見つけることもできる。
卑怯と言われようが、姑息と言われようが、これで子供の頃どうしてもクリアできなかった激ムズゲームをクリアすることができる!(かも)
オープニングから「スター」を取った時のように、輝くマリオだった。
ちなみにスーパーマリオでも無敵があったので試して見た。
体当たりでいちばん最初のクリボーを撃退。
この機能のおかげで、夢にまで見た「魔界村」のエンディングを生まれてはじめて自力で見ることができた!
※現在、記事執筆中。
ファミコンだけじゃない!
ここまでで十分満足しているが、レトロフリークの実力はそこじゃない。
FC以外のレトロゲームもプレイできるのだ!
実際にメガドライブ(以降MD)の「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」をプレイして見た。
インストールされたセガの「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」。
圧倒的なシェアを誇るファミコンに16bitで対抗したセガのMDは、映像と音声のクオリティが段違いだった。
すっかり忘れていたオープニング。ちびりそうなほど感動した。
田舎育ちの僕にとって、ソニック・ザ・ヘッジホッグはめちゃくちゃ都会的で外国的なゲームに感じ、プレイするのに妙な緊張感と高揚感を抱いていた。
「トレンディー」な雰囲気を放つ画面。
ソニックの疾走感は、今プレイして見ても気持ちがいい!
スーパーマリオを意識したゲームではあるが、スーパーマリを超える疾走感が気持ちいい。
FCのスーパーマリオではコインを集め、ソニックではリングを集め…。
などなど同じキャラクターもののアクションゲームなため、ついつい比較してしまうが、スピードが乗ってきた時のソニックはおもしろい!
すこし上達してきて、トップスピードでもれなくリングが取れたりするととにかく気持ち良くて仕方ない!
まさにソニック!
…っと、話はすこし外れてしまったが、おおよそのレトロゲームをレトロフリーク一台で賄えるのはありがたい。
しかもコントローラーアダプタを使えば当時の純正コントローラーも使えてしまう。
ディスクシステムも使えるようだし、もう死角なしだね!
レトロフリークにできないこと。
死角なし!と言いたいところだが、残念ながらできないこともある。
一部ゲームに不具合があるようです。
実際に手持ちのゲームボーイアドバンスの「ファミコンミニ」シリーズ「悪魔城ドラキュラ」を試して見ましたが、ライフゲージなどの肝心なところが表示されません。
GBA版ファミコンミニ「悪魔城ドラキュラ」はゲーム画面の一部が正しく表示されません。
メトロイドなんかはもっとひどく、もうまともにプレイできない。
GBA版ファミコンミニ「メトロイド」はゲーム画面のほとんどが正しく表示されません。
残念。
それでもすっかり、レトロゲームにはまってしまい抜け出せなくなりつつある今日この頃でした。
まとめ
レトロフリークは
- レトロゲームがインストールできる。
- 綺麗な画面でプレイできる。(出力はお好み)
- 禁断の秘技コードでドーピング。
- プレイできるのは標準で11機種、最大で15機種のゲーム。
- でも対応してないゲームもあるよ。
これだけの機能があって、ターゲットがFC世代だったら、まぁ、売れないわけがないよな。